テレビ朝日 帯ドラマ劇場
北斎を切っています。葛飾北斎はご存知江戸後期の浮世絵師です。富嶽三十六景の「赤富士」や「神奈川沖波裏」などが有名ですが、北斎漫画などに見られる人物描写の適確さ、巧みさ、多様性、デザイン性に惹かれます。北斎画を範とする切り絵制作にあたり、僭越ながら離れている線と線をつなげたり、模様を省略したり太さを加減したりして仕上げています。これにより北斎を体感したいと思っています。
切り絵をやっていると、街に出てもこれは切ってみたい!というものに出会います。
切れないかも知れない…というくらい細かいものは切り絵魂をくすぐります。
景色であったり、モノであったり。
でも、切り込むことだけが目的にならないように心掛けています。
細かければいいってものでもないですから。
「かくれんぼ」は散歩中に見つけた樹木を切ったものですが、人の顔が多数隠れています。
探してみてください。
二十四節気〜うち十二節気
この切り文字はカレンダー制作のためにつくりました。
一年に二十四節気ありますが、そのうちの十二節気です。
筆文字を基に切り抜いていくのですが、全部の文字(黒い部分)がくっついているのが、
切り絵の特徴なので、それに倣っています。切り絵もプラスし、変化をつけています。
筆文字をそのまま切るのではなく、にじみ、かすれなどの部分を工夫し、
また違った味わいが出せたらと思います。
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